消費者金融の仕組み

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消費者金融のシステム

消費者金融や信販会社などの貸金業者は、顧客にお金を融資することによって得られる利息で、営業利益をあげています。つまり、お金を貸さなかったら利益は上げれないということです。したがって金融業者は優良顧客にはどんどんお金を貸そうとしてきます。多重債務者や低収入者に対する扱いとは180度異なるといっても過言ではないでしょう。

ある日突然消費者金融から電話がかかってきたという経験は誰しもあるはずです。電話の多くは、返済を忘れたための督促電話ですが、新規融資枠設定の提案といった内容の営業電話も少なくありません。

金融業者も競合相手が多いので、自ら融資の営業を日夜行っているのです。それがこういった新規融資枠設定の提案なのですが、毎月きちんと支払いを履行して、少しでも借金を減らそうとしている人間に、新規の融資も何もあったものではないはずです。

金貸しの歴史は古い

消費者ローンやカードローンと如何にも一般受けしそうな名称を語っていますが、実際は単なる金貸し以外の何物でもありません。お金を貸した上で金利を取って儲けるというスタイルは金貸しそのものです。国内における金貸しの歴史は意外と古く、文献によると奈良時代にはそういった職種の人間が出てきます。鎌倉時代に入るといよいよ金貸しの地位も確率し、その勢力を増していくことになります。

江戸時代に入ると物を担保に融資をする質屋が一般大衆に浸透し、江戸だけでも2700件以上の質屋が点在していたといいます。またその一方で、いろんな種類の金貸しが増えていきます。毎日割賦返済をさせる日掛け金貸し、翌日に返済をさせる烏金といった金貸しがその代表的な例ですが、「頼母子講(たのもしこう)」といった庶民間の扶助金融なども行われていました。

時代背景 利息 質屋 サラ金

その後、明治から昭和初期に至るまで質屋の全盛が続くわけですが、昭和30年代に誕生したサラリーマン金融によってその役目を終えてしまうことになります。それまでの金貸しは、何かしらの物品を担保にとっての融資が一般的でしたが、サラリーマン金融は当人の信用を担保にする無担保融資ということで、それまでの常識を覆す画期的なシステムといっても過言ではありません。

実際、サラリーマン金融は高度経済成長期の時代に乗って、瞬く間に全国に広がっていきました。誰もが良い生活をしたいと考える時代で、テレビ、エアコン、冷蔵庫といった魅力的な商品を羨望のまなざしで庶民は見ていた時代です。ただ、不幸だったのは当時の貸付金利が現在とは比較にならないほどの高利であったことです。

上限金利

上記の上限金利の時代推移を見ればわかるように、1983年に改正された貸金業法以前は100%以上の金利が認められていたわけです。闇金融が10日で1割の利息を取ることを「トイチ」と呼称しますが、それ以上の金利を取っても罰せられない時代が続いていたことになります。

なんとも恐ろしい時代ですが、当然のようなそんな高利が払えるわけもなく、支払いが不履行に陥ってしまう利用者も増えていきます。「利子が利子を生んで借金が雪だるま式に増えていく」という表現が有名になったのもこの時代で、このような高利で借りていれば当然の帰結といえるでしょう。

また、恐ろしいのは金利だけではありません。当時は支払いの滞納者に対し、取り立て行為についての罰則も薄かったことから、暴力的な取り立てが横行し、その結果、多くの夜逃げ者や自殺者を生み出してしまったことは当時のニュース記事で調べることが出来ます。

もちろん、暴力的な取り立て行為は許されるべきものではありませんが、支払い不能に陥らせてしまう高金利での融資こそが、諸悪の根源であったことも事実です。もしも当時の利用者たちが現在の法律に合わせて過払い金請求をすることが可能であれば、どれほどの額になるのか興味深いことです。

キャッシング

あくまでも借金というのは、必要な分のお金を借りることで、必要の無い借金など何の意味もありません。それどころか、借金には当然利息がついてきますので、元金と併せて金利も支払うことになってきます。そんな生活をしていれば、いつまで経っても借金のない正常な生活には戻れません。

ただ、もしも借入件数が多い多重債務者ならば、貸付枠を広げる提案を受けたら一考の価値があります。限度額が広がった分で他社からの借金を完済すれば、一本でも借入件数を減らすことが出来ます。借金完済への第一歩は借入件数を減らすことです。それによって、支払う金利も少なくて済みますし、何よりも返済の労力を軽減することが可能です。

また、借入限度額を一杯まで借りてしまったら、緊急時の入り用の際に困ることになります。大抵の人は限度額一杯まで借りてしまっているので、緊急時に金策で慌てることになるのです。もしも現在の限度額が50万円ならば、40万円まで借りて残りの10万円は緊急時のために残していることが肝要です。